半沢直樹

半沢直樹|原作の著者・池井戸潤の小説のおすすめを紹介

この記事では、ドラマ「半沢直樹」で有名な小説家、池井戸潤さんのおすすめ小説を紹介しています。

半沢直樹といえば、2013年の放送時に平均視聴率28.7%を記録した大ヒットドラマであり
この7年間なかなか続編が出ないことにやきもきしながら待っていたファンがたくさんいらっしゃることと思います。

今回はドラマ「半沢直樹」が好きな方には確実におすすめできる
原作者の池井戸潤さんのおすすめ小説を紹介します。

必見|半沢直樹シリーズ

池井戸潤の名を日本中に知らしめたと言っても過言ではない、大ヒット小説です。
この作品はドラマも役者に恵まれ、主演の堺雅人さんをはじめ
大和田欣也さん、及川光博さん、滝藤賢一さん、北王子欣也さん、香川照之さん、吉田剛太郎さんなどなど
大御所続出で最高でした、、

しかし原作も負けていない。
半沢の微細な感情描写と他の面々のなんとも腹のなかが見えない不気味さ、
そしてすべての複雑な伏線がラストにかけて一気に溶けていく様など
ドラマと同様の臨場感、緊迫感、そして読み終わった後の爽快感が味わえる最高の読み物です。

半沢直樹のドラマ第一シリーズが、書籍で言う所の「俺たちバブル入行組」「俺たち花のバブル組」の2作を合わせた構成となっており
今回2020年に放送される第二シリーズが「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」の2作の構成となっています。

ドラマの視聴まえに改めて内容を把握しておきたいなら、必読の4冊です。

下町ロケット

これまたドラマ化された作品ですが、是非とも小説をおすすめしたい作品です。

物語は、元宇宙開発機構の研究員だった佃航平が、亡くなった父親の後を継いで中小企業の社長となり
社員とともに巨大勢力、企業と戦う物語です。

誠心誠意仕事に取り組み世の中に素晴らしいものを送り出したい中小企業の思いと
大企業の財力や傲慢さを痛烈に風刺しており、
挫折してまっすぐ前を向けなかった佃が、自身と社員の誇りのために立ち上がり、戦う姿には
サラリーマンなら誰しも心を動かされるはずです。

中小企業の社長ならではの悩みや苦悩も共感を呼び、働く全ての人にぜひ一度読んでほしい一冊です。

空飛ぶタイヤ

筆者が個人的にとても好きな作品です。
2002年に、日本を代表する企業である「三菱自動車」のトラック脱輪事件が起きた時のことを、おぼえていらっしゃるでしょうか。

この記事を書いている私は当時小学生で幼かったのですが
「走行中のトラックのタイヤが外れ、タイヤに直撃された親子が死傷した」という恐ろしい事件の頃は、今でもはっきり覚えています。

池井戸潤さんの作品の特徴として、実際にあった会社や事件を元に書かれているケースが目立ちますが
この空飛ぶタイヤもその一角。

主人公の赤松徳郎は当時の事故を起こしたトラックの運転手が所属していた運送会社社長をモデルとしており
彼は事故の責任を「トラックの整備不良では」と疑う警察に業務上過失致死の容疑をかけられますが
彼は事故原因は整備不良ではなく、トラック自体に欠陥があったのでは、と疑います。

彼は社員と家族、そして自分と会社を守るために、巨大自動車メーカーと警察を相手に戦いをはじめます。

三菱の事故がモデルとの前評を聞いてからこの本を読んだので、当初はより事件についての詳細が描かれているものかと思ったのですが
物語の基本構造はやはり池井戸さんらしく「巨悪と戦う弱者」が根幹となっています。

この作品、実は池井戸さんの作品で初めて映像化された記念すべき作品でした。
しかし物語の内容が内容なだけに、地上波での放送が厳しく
2009年、WOWWOWの有料放送という形で映像化が実現しました。

池井戸作品の中でも、特にリアリティに溢れた作品となっています。

鉄の骨

企業物の中でも特に銀行物が多い池井戸作品ですが、この作品は少々毛色が違い
業界は建設業界です。

主人公の富島平太が勤めるのは大手ゼネコン、池松組。
もともと施工管理を行なっていた平太でしたが、ある日突然移動で公共事業の営業に配属されます。
建築学科卒で現場仕事メインだった平太は完全な門漢外で戸惑います。
そして彼が巻き込まれたのは、世間から隠された、大手ゼネコンの闇でした。

さて、池井戸作品では大抵「巨悪をやっつける弱い立場のヒーロー」の話パターンが多いですが
もちろんこの作品も例外ではありません。

鉄の骨のテーマはズバリ「談合」
これまたスケールのでかい不正です。

この作品に継いても例外なく実際の事件に基づいて書かれていると言われており
モデルとなったのは「2007年の名古屋市地下鉄延伸工事に関する談合事件」でした。

談合とは?

競争入札の際に、複数の入札参加者が前もって相談し、入札価格や落札者などを協定しておくこと。
引用:https://www.weblio.jp

要は本来なら平等に落札させるはずの公共事業において、あらかじめ親玉業者が話し合って落札者や価格などを決めておき
後から落札者から利益を分配される、ということです。
後に大手ゼネコンの部長クラスが複数逮捕されるという、前代未聞の大事件に発展しました。

物語の主人公である平太は、業務部に移籍になり、大規模な公共事業の落札を目指すプロジェクトに携わります。
しかしその実態は談合であり、実直な性格の平太はやりがいと背徳心の間で苦しみます。

大企業の事情、お金、様々な欲や複雑な人間関係、、、
複数の要素が絡まった経済サスペンスの傑作です。

まとめ

ドラマ「半沢直樹」の放送が7年越しで叶うとのことで、原作者の池井戸潤さんのおすすめ著作を紹介しました。

ドラマ化、映画化された作品は往々にして原作の方が面白かった!というケースがありますが、「半沢直樹」に関してはドラマならではの切迫感や臨場感があり、ぜひドラマと原作の両方で楽しみたい作品です。

「半沢直樹」シリーズを楽しめた方は確実に楽しめるラインナップとなっておりますので、ぜひ手にとってみてください。