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ダンサーインザダークは実話?あらすじネタバレと感想|監督などキャストも

この記事では、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のあらすじとネタバレ、キャストについて紹介します。

過酷な運命に翻弄されながらも息子のために全てを投げ打つ母の姿を描き、センセーションを巻き起こした「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。

この映画をまだ観ていない方も、好きな方も、是非読んで、参考にしてみてください。

ダンサー・イン・ザ・ダークの作品詳細情報

公開:2000年12月23日(全米公開2000年09月22日)

原題:Dancer in the Dark

上映時間:140分

監督:ラース・フォン・トリアー

製作:ゼントロパ・エンターテイメンツ

出演:ビョーク、カトリーヌ・ドヌーヴ

不遇な母親の壮絶な人生を描いた「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。

あまりにも救いのない物語から、「最悪の映画」に挙げる方もいれば、生涯ベストと公言する人もいるなど、評価が真っ二つに分かれている作品です。

主人公セルマを演じたビョークの狂気の演技は大きな話題を呼び、カンヌ国際映画祭では最高賞のパルム・ドールと主演女優賞(ビョーク)を獲得しました。

ダンサー・イン・ザ・ダークのあらすじ

舞台はアメリカのとある町。

チェコからの移民であるセルマは、女手ひとつで、12歳の息子ジーンを育てていました。

セルマは貧乏でしたが、警官のビルとその妻・リンダの家の敷地内にあるトレーラーハウスを貸してもらい、何とか生活をすることができていました。

セルマは遺伝性の目の病気で、徐々に視力が失われつつあり、今年中には失明する運命にありました。

息子のジーンもまた、いずれ失明してしまうため、セルマは手術費用を貯めようと必死で働いています。

セルマは工場で働いており、同僚のキャシーはセルマの障害を知っているため、優しくサポートします。

そんなセルマの唯一の楽しみは、ミュージカルの舞台で歌いながら踊ることです。

しかし大好きなミュージカルも視力の低下から、続けることが難しくなっていました。

そして、徐々に仕事にも支障がきたすようになってくるのです。

ある夜、セルマのもとに大家のビルがやってきます。

ビルは、「妻のリンダの浪費がかさみ、生活に困り、家も差し押さえられている」と言います。

ビル夫妻は裕福であると思っていたセルマは、ビルの告白に驚きます。

「どうしていけばいいか分からない」と嘆くビルに、セルマは「私も秘密を言っていい?」と、自身がもうすぐ失明することと、息子の手術のために貯金していることを、初めて人に打ち明けます。

以降は結末に向けてネタバレを含みますので、結末が知りたくない場合は飛ばしてください。

視力は落ち、失明が近づいていると気づいたセルマは焦って、工場の夜勤も追加で入れます。

キャシーは夜勤に反対しますが、セルマにやめる気はないと知ると、セルマを助けようと自身も夜勤をするのです。

毎日の労働はセルマにとって厳しいものでしたが、工場に鳴り響くプレス音でさえ、セルマには音楽に聴こえます。

ある日、夜勤をするセルマのため、ビルはジーンの面倒を見ていました。

その時、ジーンの手術のためにセルマが貯めていたお金を偶然、ビルは見つけます。

視力はさらに悪化し、工場でミスを重ねてしまい、とうとうセルマは工場の仕事をクビになります。

失意のまま、帰宅したセルマは、ジーンのために貯めていたお金が抜き取られていることに気づきます。

セルマは、ビルの仕業だと思い、彼のもとに向かいます。

ビルにお金を返して欲しいと告げると、ビルはセルマに対し、銃を突きつけます。

ビルとセルマは揉み合いになり、発砲した弾がビルに当たり、彼は命を落とします。

セルマは、その足で眼科医のもとに行き、手術代を払います。

やがてセルマは殺人犯として逮捕され、裁判にかけられます。

このまま真実をセルマが語らなければ、死刑となってしまいます。

しかしセルマが真実を語ることはありませんでした。

セルマとの面会に訪れたキャシーは、ジーンの手術代で、有能な弁護士を雇うことを勧めますが、セルマは拒否します。

死刑執行の日。

セルマは、絞首台まで踊りながら移動する空想をします。

キャシーはセルマにジーンの眼鏡を握らせます。

ジーンの手術が成功し、視力が回復したことを知り、セルマにはもう人生の未練は何もありません。

安心したセルマは笑顔になりながら、「最後から2番目の歌」を歌います。

しかし歌い終わることなく、死刑は執行されます。

足元の板が外れ、セルマは壇上から下に落ちて首吊り状態になります。

セルマの死を見届ける人たちは、彼女の死を目にし、やりきれない気持ちになるのです。

ダンサー・イン・ザ・ダークをみての感想

 

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「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は、全編を通して、救いのない物語です。

主人公が逆境を乗り越えたり、救いの手を差し伸べられるといったことは一切、ありません。

物語が進んでいくことに、主人公はどんどんと不幸になっていきます。

この映画を見て、「観るのが辛い」という人が現れるのは納得です。

しかし、「まったく救いのない」本作にも、たったひとつの希望はあるように感じます。

それは、「社会や人生がどれほど過酷でも、盲目的にあなたを愛してくれる人はいる」ということです。

主人公のセルマは、自身が失明しても、どんなにこれからが不幸になっても構いません。

息子のジーンが救えたらそれでいいのです。

セルマの息子に対する愛は、盲目的です。

セルマの周りにも、彼女のために自己犠牲を払うひとは多くいました。

キャシーもそのひとりです。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は、神や社会を信じることはできない。

しかしまだ微かに人を信じることはできるのでは、と言っているような気がします。

メガホンを取ったラース・フォン・トリアーは、手持ちカメラでほとんどのシーンを撮影をしていますが、セルマの空想シーンだけはカメラを固定して撮影をしています。

あえて表現をガラッと変えることにより、セルマの空想的なシーンは印象的に仕上がっています。

同様に、重たく救いのない物語だからこそ、人々の優しさや愛が、まるで一縷の光のように、輝いて見えるのです。

人生どれほど辛くても、あなたの周りにはあなたのことを気にかける人は必ずいます。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は、重く暗い物語です。

しかし、人間の愛や優しさに目を向けた、究極の「人間讃歌」なのかもしれません。

ダンサー・イン・ザ・ダークのキャスト情報

セルマ役(ビョーク)

 

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遺伝性の病により、視力を失いつつあるセルマ。

息子のジーンには、自分と同じ運命を辿らせないと、必死で働きます。

セルマ役を演じるのは、アイスランド出身の歌手ビョークです。

当初、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の映画音楽のみの担当でしたが、後にセルマ役も演じることになりました。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の主題歌である”アイヴ・シーン・イット・オール”は、レディオヘッドのボーカル、トム・ヨークとのデュエットということもあり、大きな話題を呼びました。

キャシー役(カトリーヌ・ドヌーヴ)

 

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セルマと同じ工場で働くフランス系移民。

視力が衰えていくセルマに対し、親身になってサポートをします。

キャシーを演じるのは、フランスを代表する大女優カトリーヌ・ドヌーヴです。

ミュージカル映画「シェルブールの雨傘」の大ヒットにより、世界的に有名な女優のひとりとなり、その後も「反撥」や「ロシュフォールの恋人たち」、「ペルセポリス」などの作品に出演しています。

近年の作品では、是枝裕和監督の「真実」で主演を務めています。

ダンサー・イン・ザ・ダークは実話?

ダンサーインザダーク で検索をすると、実話 というキーワードが出てきます。

しかしこの物語が実話であるという確証はなく、おそらくは創作であると考えられます。

この物語が実話だったとするとちょっと救いようがなさすぎるのでそれを知って安心したのですが、現実には確実にこの物語以上の困難に直面する人、たくさんいますよね。

人生と今の生活のありがたみを感じる作品です。

まとめ

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のあらすじについて、紹介しました。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は重く暗い物語ですが、観る人の心を動かしてくれる作品です。

興味のある方は是非、一度ご覧になってください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。