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LION25年目のただいまのあらすじネタバレと感想|実話でタイトルの意味は?豪華キャストも紹介

この記事では、オーストラリア・アメリカ・イギリス合作の映画「LION 25年目のただいま」のあらすじネタバレと感想、豪華キャストについて紹介します。

本作は、ノンフィクション本「25年目のただいま 5歳で迷子になった僕と家族の物語」を原作としています。

米国アカデミー賞をはじめ多くの映画賞で、ノミネートされるなど、世界中で大ヒットしました。

LION 25年目のただいまの作品詳細情報

公開:2017年4月7日(全米公開2016年11月25日)

原題:Lion

上映時間:129分

監督:ガース・ディヴィス

製作:シー・ソー・フィルムズ アクエリアス・フィルムズス

出演:デーヴ・パテール/ルーニー・マーラ/デビッド・ウェナム 他

5歳のときに迷子になった少年が、Google Earthのおかげで25年ぶりに母と兄の元に戻ったという、衝撃の実話をベースにした人間ドラマです。

キャッチコピーは「迷った距離は1万キロ、探した時間25年、道案内はGoogle Earth」でした。

LION 25年目のただいまのあらすじ

1986年、インド中部にあるカンドワという小さな町で、5歳のサルーは貧しい家で暮らしていました。

10歳の兄・グドゥや妹・シェキラ、母・カルゥが家族です。

彼らの言語はヒンディー語でした。

ある日、サルーは兄・グドゥについていき、町のはずれにある線路を通る貨物列車に乗り込み、石炭泥棒をしてしまいます。

サルーは、兄・グドゥのまねをしたのです。

盗んだ石炭を牛乳に換え、母へ渡すのが兄弟の日課でした。

母は、採石場で石を集める仕事をしています。

サルーたちには、父親がおらず、母・カルゥは夜中まで働いていましたが、一向に暮らしを良くなりません。

そんな母を少しでも助けようと、グドゥは母が出かけた後、こっそり働きに出ようとします。

サルーは、グドゥから妹・シェキラの面倒を見てくれと言われましたが、一緒に出かけたがりました。

サルーのアピールに根負けしたグドゥは、サルーを自転車に乗せ、仕事場に出かけます。

その後2人は、列車に乗り込みましたが、夜だったためサルーは、寝入ってしまいました。

仕事場に着いたグドゥは、熟睡しているサルーを駅のベンチに寝かせ「絶対にそこにいろよ」と言い聞かせます。

夜中にふと目が覚めたサルーは、兄の姿がないことに焦りました。

ホームの向かい側には、給水塔が見えます。

不安になったサルーは、兄の言いつけを守らず、ベンチを離れてしまい、ホームや停車している列車の中など、兄の名を呼びながら探し出してしまいます。

ある列車に乗り込んで探しているうちに、サルーはまた眠りこんでしまいました。

サルーが再び目を覚ますと、列車は動き始めています。

列車は、無人のまま延々と走り続けました。

サルーが乗っていた列車は、回送列車で、途中の駅にも停車しなかったため、サルーは降りることもできません。

2、3日が経過し、やっと列車が止まると、そこは見たこともない大都市で、大勢の乗客がホームにいました。

どこにいるのかもわからないまま、サルーはひたすら兄を探します。

やがて「遠い所に来てしまった」と感じたサルーは、「ガネストレイに帰りたい」と周囲の人たちに言います。

しかし言葉は通じません。

実は、サルーが今いる場所は、ベンガル語圏で、ヒンディー語は伝わらなかったのです。

疲れたサルーは、駅で水を飲む同じ年頃の少女を見つけ、ついていきました。

少女は、駅の地下道で寝起きするホームレスでした。

幼い少年少女が集まり、地下道の一角で、段ボールを敷いて寝起きしています。

サルーは、少年少女たちから少し離れたところで、座って見ていました。

すると、1人の少年がサルーと目が合い、隣にある空いている段ボールを示します。

サルーは少年の横に移動し、座ります。

少年は何も言わず、横たわりました。

サルーも真似をして横たわり、眠ります。

サルーは、夜中に騒ぐ声で目を覚ましました。

少年少女たちが大人に連れ去られようとしているのを、目にします。

大人たちは、サルーも連れ去ろうとしました。

危険を感じたサルーは、無我夢中で逃げ、地下道から外に出ます。

サルーは、走りながら大都会の景色を見て、その華やかさに驚きました。

追手から逃れたサルーは、偶然見つけた礼拝堂に入っていきます。

そこでお供え物を見つけたサルーは、お腹が空いていたため、手を合わせ拝んでから、お供え物を食べます。

緊張が解けたのか、サルーは、礼拝堂で眠ってしまいます。

少しだけ眠ったサルーが目を覚ますと、大勢の大人が集まっているのを見ました。

怖くなったサルーは、礼拝堂を出て、駅の地下道に戻り段ボールを取り戻すと、あてもなくレール沿いを歩いていきます。

歩き疲れたサルーがしゃがんで休んでいると、優しそうな女性が話しかけてきました。

女性は言葉が通じないのを察し、ヒンディー語で話しかけてくれます。

ヌーレと名乗った女性は、サルーを家に案内し、食事を用意し、風呂にも入れてくれました。

久しぶりに言葉が通じる相手に会えたので、サルーは嬉しくてたまりませんでした。

ヌーレは「人助けの好きな男の人を紹介する。その人に託して、家を探してあげる」と言います。

翌日、ラーマと名乗る男がやってきました。

ラーマは「あるところへ行って、そこから家に戻ろう」とサルーに言います。

しかしラーマは、ヌーレに「あの子なら合格だ」と囁きます。

ラーマは人買いの仕事をしていました。

嫌な予感がしたサルーは、隙を見てヌーレの家を抜け出します。

それから2ヵ月が経ち、サルーはあてのない放浪を続けていました。

通りで座って休んでいたサルーは、向かいの店にいる青年がスプーンでスープをすくって、口に運ぶのを見て、ごみ捨て場で見つけたスプーンを使い、真似をします。

青年は、それに気づきサルーの様子を見て、心配になります。

サルーは、青年の真似をずっと繰り返しています。

青年は、サルーを警察署に連れて行き、どうやら身元不明らしいこと、言葉も通じないことを告げます。

サルーは写真を撮られ、身元不明人として扱われることになりました。

大人たちは、たくさんのことをサルーに聞きますが、全く意味がわかりません。

「母の名は?」と聞いたときも、サルーは「母ちゃんは母ちゃんだ」と答えただけでした。

サルーは母の名を知らなかったのです。

保護され施設に移されたサルーは、同じく身元不明の孤児たちが暮らす孤児院で生活を始めます。

孤児院は、あまりいい環境ではありませんでしたが、言葉や勉強を教えてくれました。

ある日、孤児院にミセス・リードという女性がやってきます。

リードは、里子に里親を紹介する活動をしていました。

リードは、新聞に何度かサルーの写真が掲載されたが、母だと名乗り出る者がなかったことを、ゆっくりと丁寧に説明します。

するとリードは「あなたを欲しいという家族がオーストラリアにいる」と告げ、ある夫婦の写真を見せます。

夫婦は、夫がジョン、妻がスーといい、タスマニアという小さな島に住んでいました。

サルーは、すぐに決めることができず、一緒に孤児院で生活している少女のアミタに相談しました。

アミタは「オーストラリアはいいところだよ」と賛成し、勇気づけるようにサルーの手を握ってくれます。

サルーは、夫婦の元に行くことを決意します。

サルーは、テーブルマナーと言語を学び、オーストラリアへ向かいました。

空港に到着するとジョンとスーの夫婦が迎えに来ていました。

サルーを家に案内した夫婦は、様子を見ながら、優しく家の中を見せていきます。

夫婦は、優しくサルーに接し、サルーもそれをすぐに理解しました。

さらに1年の月日が経ち、ジョンとスー夫婦の下で愛情を注がれ、サルーは成長していました。

サルーは、2人をパパ、ママと呼びすっかり懐いていました。

その頃、サルーがいた施設から、ジョンとスーは新たな子を受け入れます。

サルーの弟になる子で、一緒に空港に迎えに行きました。

新たにやってきた少年は、マントッシュと言い、情緒不安定で自傷癖のある子でした。

不安があると家具に頭をぶつけ、癇癪を起します。

マントッシュに対しても優しく接するジョンとスーでしたが、うまくいかないことに悩んでいました。

何があっても明るいスーでしたが、夜になるとこっそり泣いていました。

それに気づいたサルーは、スーを優しく抱きしめました。

月日は流れ20年が経ちました。

サルーもマントッシュもすっかり大人になっていました。

サルーは、タスマニアからオーストラリア本土へ渡り、メルボルンの大学に進学し、ホテルの経営学を学ぶことが決まります。

ジョンとスーは、サルーの巣立ちに寂しさを隠しきれません。

弟のマントッシュは、家に馴染むことができず、別の所で排他的な暮らしをしていました。

素直に育ったサルーに対し、マントッシュは少しひねくれています。

そんなマントッシュにサルーは、ジョンとスーのことを頼むと言いました。

以降は結末に向けてネタバレを含みますので、結末を知りたくない場合は飛ばしてください。

大学に入ったサルーは、他の学生ともすぐに打ち解け、その中のルーシーと恋に落ちます。

2人はすぐに恋人同士になり、同棲を始めました。

ある日、友人のホームパーティーに参加したサルーは、インド料理やインド映画の歓待を受けます。

その料理の中にあった揚げ菓子を見た瞬間、サルーははるか昔の幼少期の記憶が蘇りました。

そしてサルーは、自分が迷子だったことを思い出します。

遠い昔のことで、忘れかけていましたが、思い出した実母や兄のことを、学生の友人たちに打ち明けます。

友人たちも親身になって話を聞いてくれました。

「給水塔を見た」というサルーの言葉を聞いた友人の1人が「グーグルアースで調べてみたら」と提案してくれます。

別の友人も「当時の列車の速度を計算すれば、おおよその位置がわかるのでは」とアドバイスをくれました。

パーティーから帰っても興奮が収まらないサルーは、パソコンに向かい、グーグルアースで、インドを見てみました。

思った以上に鮮明に、インドの映像が見られ、メルボルンにいるにもかかわらず、インドの地を踏んでいるようでした。

その日からサルーは、友人の助言を頼りに、本格的に1人で調べ始めます。

それから何年か経ったある日、大学を卒業しホテルの支配人の仕事をしていたサルーは、恋人のルーシーを育ての両親であるジョンとスーに紹介するため、タスマニアに戻りました。

食事の席には、マントッシュも来ていましたが、サルーに嫌味を言ってしまい、まずいことを言ったと反省したマントッシュは、自分の頭を叩いてしまいます。

自傷癖は治っていませんでした。

サルーは、自分が本当の家族を探していることを、ジョンとスーには話していませんでした。

育ててもらっておきながら、本当の家族を探すことは、裏切りに近いと思っていたのです。

しかしルーシーは、ジョンとスーに話してもいいのではと思っていました。

その頃2人は、同棲しながらも気持ちがすれ違い始めていました。

サルーは、ルーシーとの別れを決意します。

ルーシーと別れたサルーは、ホテルの仕事をやめ、部屋にこもって毎日故郷を探していました。

頼りになるのは、記憶だけで来る日も来る日もグーグルアースで給水塔を探し、昔のことを思い返しながら、ネットの画像に見入っていました。

ある日、マントッシュがいなくなり、スーが体調を崩してしまったことをジョンが言いに来ます、

サルーは、申し訳ないと思いつつも、まだジョンとスーに故郷を探していることを言えていませんでした。

スーに会いに行ったサルーは、マントッシュがエビ獲り船で働いているものの、すべてクスリ代に消えていると聞きました。

スーは、子供を産もうと思えば産めたこと、それよりも今この世にすでにいる子を、助けることで、幸福の世界を作ろうと思ったと告白します。

ジョンもまたスーと同じ意見だったのです。

そんな打ち明け話をしたあと、スーは「でも今は本当に幸せなのかわからない」と言い、サルーに力になってほしいと頼みました。

その願いを受け入れたサルーは、マントッシュのところに行き、彼と和解します。

自分の家に戻ったサルーは、故郷探しをやめようかと思います。

後ろめたさからスーにも話せず、仕事もやめ部屋にこもっていることに疑問を感じていました。

悩んでいるサルーが、グーグルアースを見ていると孤立した集落があるのを見つけます。

そこには採石場があり、実母が石を運ぶ仕事をしていたことを思い出します。

集落の近くには、線路や給水塔もあり、兄と渡った橋も見つけました。

その場所は「ガネッシュ・タライ」と表記されていました。

「ガネストレイ」です。

それを見つけた瞬間、サルーは声もなく涙を流します。

ついに故郷を見つけたサルーは、ジョンとスーに告白することを決意しました。

2人は話すと「旅をしていたのね」とスーが答え、「お母さまに見せたい、立派になったあなたを」と喜んでくれました。

ジョンとスーの賛成を得たサルーは、インドに旅立ちます。

インドに着き、早速家のある場所に向かったサルーは、記憶を頼りに懐かしい道をたどりますが、見つけたのは家畜小屋でした。

落胆したサルーは、そばを通った女性に見とがめられました。

前の住人の居場所を聞こうとしますが、サルーの言葉は英語だったため、通じません。

それでも必死に実母の名である「カルゥ」兄の「グドゥ」妹の「シェキラ」と家族の名を連呼します。

すると家畜小屋の持ち主である男が、手招きをします。

男が何か知っていると思ったサルーは、彼についていきます。

この騒動を聞きつけた人々が集まり、通りの向こうから女性につきそわれ老女がやってきます。

その老女こそ、サルーの母でした。

2人は、言葉が通じないながらも、喜びを爆発させました。

サルーは、兄グドゥのことを聞きましたが、母は「神のところへ」と言いました。

グドゥは死んでいたのです。

サルーは泣きました。

しかし妹のシェキラは健在でした。

兄妹は抱きあい、再会を喜びます。

周囲からは拍手喝采が起こりました。

サルーは、泊まっているホテルに戻り、部屋からタスマニアにいるジョンとスーに留守番電話を残します。

「答えが全部見つかった。ママはいつまでも僕のママだ。パパもね。マントッシュもだ」そのメッセージを聞き、ジョンとスーは喜びます。

翌日レールのところへ行ったサルーは、兄グドゥの姿をつい昨日のことのように思い出していました。

想像の兄グドゥは、幼いままで、幼いサルーに「行くぞ」と声をかけています。

そして画面は暗転し「25年間、行方の分からなかったサルーは、2012年に故郷に戻った。彼が空っぽ汽車に乗った夜、兄・グドゥはすぐ近くで、別の列車にはねられて死んだ。母・カムラは息子の帰りを信じて遠くへ越さなかった。だが息子が戻った驚きは『雷に打たれたようで、海のように深い幸せを感じた』と。幼かったサルーは、自分の名も間違えていた。本当は『シェルゥ』。意味は『ライオン』」と言葉が流れ、物語は幕を閉じます。

LION 25年目のただいまの感想

 

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129分という上映時間があっという間でした。

文句なしに面白い作品です。

特に最後にタイトルの「LION」の意味が明かされるところは、感動と感激に震えました。

インドの貧困層の暮らしが丁寧に描かれていて新鮮に見えました。

日本にいるだけでは、なかなか知ることができない現実を味わうことができるのも、本作の魅力の一つです。

物語も素晴らしいですが、カメラワークにも注目です。

特に、幼いサルーが走るシーンや迷子になってしまうシーンは、5歳の子供の視点で撮影されており、迷子になった不安感を実際に感じることができました。

多くの人にぜひ見てもらいたいおすすめの作品です。

LION 25年目のただいまのキャストは?

サルー・ブライアリー役(デーヴ・パテール)

 

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インド系の血筋ながら、ロンドン出身のイギリス人であるデーヴ・パテールとって、本作のサルー役は、自分自身のルーツにも重なるところが多い適役でした。

役作りのため食事療法で増量し、オーストラリア訛りを完璧にものにして本作に挑んでいます。

ルーシー役(ルーニー・マーラ)

 

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実力派若手女優のルーニー・マーラは、本作ではサルーに振り回される役でしたが、彼女の理解と共感があったからこそ、サルーは家族を見つけることができたのではないでしょうか。

セリフは少なかったのですが、重要な役どころとして、存在感をしめしています。

まとめ

 

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感動のノンフィクション映画「LION 25年目のただいま」のあらすじについて紹介しました。

ラストには、サルーと実母が再会した実際の映像が流れるなど、ノンフィクションならではの楽しみが用意されています。

心から感動し涙を流したい人に、おすすめの作品です。

興味がある方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。