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映画「サイコ」のあらすじネタバレとラスト結末|原作小説と豪華キャストについても

この記事では、1960年制作のハリウッド映画「サイコ」のあらすじネタバレと豪華キャストについて紹介します。

アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコ・スリラー系のサスペンス映画で、全編モノクローム映像になっています。

作家ロバート・ブロックが実際に起きた犯罪にヒントを得て執筆した小説「サイコ」が原作です。

サイコの作品詳細情報

公開:1960年6月16日

原題:Psycho

上映時間:109分

監督:アルフレッド・ヒッチコック

制作:ユニバーサル映画

出演:アンソニー・パーキンス/ジャネット・リー/ヴェラ・マイルズ/ジョン・ギャヴィン/マーティン・バルサム 他

会社の金4万ドルを盗んで、逃げた女性マリオンがベイツ・モーテルで殺害されるサイコ・サスペンスです。

アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作で、恐怖の表現が秀逸で、高評価を獲得し大ヒットしました。

今でもサイコ・サスペンス映画の名作として語り継がれています。

サイコのあらすじ

12月11日、金曜日の14時43分アメリカのアリゾナ州のフェニックスのホテルの一室514号室で、カリフォルニア州に住む雑貨店経営者の男性サムと若い女性マリオンは昼間の情事に耽っていました。

15時がチェックアウトの時間なので、2人は急いで身支度を整えます。

サムは、亡き父の借金返済と別れた妻の扶養料を支払わなければならず、金銭的に余裕がないため、マリオンとの結婚を渋っていました。

マリオンは、今のあいまいな関係を嫌い、何とかしたいと思っていました。

マリオンは、情事を終え勤続10年の不動産会社に戻ります。

マリオンが会社に戻って少し経つと、社長と取引相手キャシディが戻ってきました。

キャシディは娘の新居用にハリス通りの物件を購入すると決め、現金4万ドルを置いて帰りました。

社長は勤続年数の長いマリオンを信頼し、その金を渡し、銀行の貸金庫へ入れておくように頼みます。

マリオンは、金さえあればサムと結婚できると、多額の現金に目がくらんでしまい、持ち逃げようと企みます。

マリオンは、帰宅すると急いで荷造りをして、車でサムのいるカリフォルニア州まで行こうとします。

カリフォルニア州へ向かう途中の信号待ちでは、交差点を渡っている社長と目があったり、警ら中の警察官に職務質問をされたりと、マリオンは金の持ち逃げがいつか露見してしまうのではないかとはらはらします。

そこでマリオンは、中古車店へ行き、カリフォルニアナンバーの車を購入し、乗ってきた車を下取りに出しました。

夜になり雨が降り始めてしまい、マリオンは運転が難しくなってしまいました。

一刻も早くサムの元へ行きたいと思いつつ、雨と暗闇で視界が悪く、危険だと判断したマリオンは、ちょうど目に留まった「ベイツ・モーテル」に車を止めます。

マリオンが事務所に入ると、誰もいませんでした。

少し離れた小高い丘の一軒家にオーナーが住んでおり、青年ノーマンが車を見つけてやってきました。

ノーマンは、その直前に母親らしき人物と口論していたようです。

マリオンは、宿帳に偽名でマリー・サミュエルズと記入しました。

さらにノーマンに食事できる場所はないかと尋ねます。

しかし近くに食事ができる場所はなく、代わりにノーマンからサンドイッチを出すから管理事務所に来ないかと誘われました。

マリオンは、隣の1号室に荷物を置くと、金を新聞紙に丸めて隠し、部屋のベッドサイドの机の上に置きます。

管理事務所に行くと、たくさんの鳥のはく製がありました。

ノーマンの趣味です。

マリオンは、なぜこんな場所でモーテルをしているのかと、ノーマンに聞きました。

ノーマンは、5歳の時に父親を亡くし、それ以来母親と父親の遺産で暮らしてきました。

数年前に母親に恋人ができ、母は恋人のためにモーテルを建てました。

しかしその恋人は死んでしまい、それ以来母は心を病んでしまいました。

母親を見捨てられないノーマンは、代わりにモーテルを経営しているのでした。

「母には僕が必要なんだ」とノーマンは言いました。

母親は、ノーマンに依存しているようです。

食事を終えて部屋に戻ったマリオンは、簡単な支出簿をメモに書きますが、思いなおしてメモを破り、トイレに流します。

その後シャワーを浴びていたマリオンは、何者かに襲われて、ナイフで何度も刺され、シャワーカーテンを引きちぎりながら絶命しました。

ノーマンは、自宅に血が落ちているを見て、慌ててマリオンの部屋に駆け付けると遺体を発見します。

ノーマンは、マリオンの遺体をシャワーカーテンでくるむと車に積み、机の上にあった新聞もマリオンの荷物もすべて車のトランクに押し込みました。

そしてモーテルの裏の沼地に沈めました。

新聞の中の4万ドルには気づきませんでした。

週明け、カリフォルニア州のサムの所へ、マリオンの妹ライラとアーボガスト探偵がやってきます。

アーボガスト探偵は、マリオンの勤めていた不動産会社の社長に雇われた探偵でした。

ライラとアーボガスト探偵は、行方不明のマリオンと4万ドルを探しており、社長の証言から、マリオンがサムのところに来ているのではと考えたのです。

マリオンがサムのところに来ていないと知ったアーボガスト探偵は、フェニックスとカリフォルニアの途中にあるモーテルをしらみつぶしに調査します。

以降は結末に向けてネタバレを含みますので、結末を知りたくない場合は飛ばしてください。

すると1軒のモーテルの主人ノーマンが怪しいそぶりを見せました。

そこで宿帳を見せてもらったアーボガスト探偵は、マリオンの筆跡見本と照らし合わせて、マリオンがマリー・サミュエルズという偽名で宿泊していたことを突き止めます。

ノーマンは、そのことがバレると態度を豹変させ「夜遅くに来て、早朝に発った」「明日は長距離を運転するから早く寝ると言っていた」と話します。

アーボガスト探偵は、ノーマンが4万ドル欲しさにマリオンを殺害したか、あるいはマリオンを匿っているのではないかと疑います。

アーボガスト探偵は、マリオンが宿泊していたモーテルを突き止めたこと、サムの容疑が晴れたことを電話でライラに告げました。

さらに、ノーマンの母親に聞き込みをして帰るから、あと1時間で戻るとライラに伝えます。

管理事務所が無人だったため、アーボガスト探偵は、1軒家を訪れます。

1軒家の2階に上がったアーボガスト探偵は、包丁を持った女性に襲われました。

1時間経過してもアーボガスト探偵が戻って来ないので、サムはモーテルに向かいます。

ライラはアーボガスト探偵が戻ってきたときのために、留守番をします。

サムは、モーテルでアーボガスト探偵を探しますが、見つかりません。

一旦ライラの元に戻ったサムは、今度は2人で地元保安官代理のチェンバーズ夫妻を訪ねます。

そこでサムとライラは、奇妙な話を聞きます。

ノーマンの母親は10年前に死んでいたのです。

ノーマンの母親は、恋人が妻帯者だと知り、その恋人を毒殺して自分も毒を呷って自殺しました。

ノーマンはそれ以来一人暮らしのはずでしたが、1軒家には女性のシルエットが浮かび上がっていました。

日曜日サムとライラは、夫婦を装って「ベイツ・モーテル」にチェックインします。

マリオンが宿泊していた1号室を2人は、こっそりと調べると、4万ドルを計算した紙切れをトイレの横から発見しました。

ノーマンがマリオンを殺したと確信した2人は、サムがノーマンを引き付けているうちに、ライラが1軒家を調べることにします。

サムはノーマンに4万ドルの話をしますが、無反応です。

ノーマンは4万ドルの存在を知りませんでした。

サムがノーマンの母親に話を聞きに行くと言うと、ノーマンはサムは殴って家に急ぎ戻ります。

1軒家を調べていたライラは、ノーマンが戻ってきたことを知り、階段脇に隠れました。

その時偶然、地下室への階段を見つけたライラは、地下室へ行き、奥の揺り椅子に座っている女性の肩を叩きます。

振り返るとその女性はミイラでした。

ライラは悲鳴を上げてしまいます。

その悲鳴に気づいたノーマンは、包丁を持って地下室に行きライラを殺そうとしますが、間一髪のところで、サムがノーマンを取り押さえました。

そこに警察がやってきてノーマンは逮捕されます。

逮捕されたノーマンは、すでにノーマンではなくなっていました。

5歳の時に父親を亡くしたノーマンは、母親にべったりと執着されながら育ちました。

しかし10年前、母親に恋人ができ、ノーマンは母に捨てられる恐怖から、母親と恋人を殺してしまいます。

そして母の墓をあばき、遺体に保存処理をすると自宅に保管していました。

母を殺した後ろめたさから、ノーマンは多重人格者になってしまい、ある時は母として、ある時はノーマンとして、ひとりで会話しながら暮らしていました。

ノーマンの中の母の人格は嫉妬深く、少しでもノーマンに女性が近づくと殺してしまい、それを見つけた息子のノーマンが遺体を沼に沈めていたのです。

しかし逮捕されたノーマンの中には、息子ノーマンの人格はなく、母親の人格だけが残っていました。

沼地を捜索した警察は、沈められていたマリオンの車を発見し、引き揚げました。

サイコの感想

 

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前半と後半で物語の展開が全く違ったものになり驚きました。

前半は、横領をしたマリオンの心理描写を中心に描かれています。

これが非常に丁寧でよく描かれているため、このまま物語が進むのかなと思いますが、突然マリオンが殺されてしまいます。

えっと困惑しているうちに、後半はノーマンの周囲で起きる不可解な出来事を中心に描かれています。

この展開が実に見事でした。

前半のマリオンの心理状態から、後半のノーマンの不可解な出来事の真相が明かされていく展開を、違和感なく最後まで描き切った監督の手腕に脱帽です。

個人的には、ノーマンを演じた俳優の演技が素晴らしいと思いました。

特にラストシーンの不適な笑みには、心の底から恐怖を感じました。

1960年の映画ですが、今見ても十分楽しめる傑作です。

サイコのキャストは?

ノーマン・ベイツ役(アンソニー・パーキンス)

 

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アメリカ出身のアンソニー・パーキンスは、父親が舞台俳優をしていた影響で、若いころから俳優を志していました。

なかなか芽が出ず苦労をしていましたが、大学卒業後に出演した作品で、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされると一躍有名俳優の仲間入りをしました。

本作では、主演のノーマンを熱演し、その高い演技力から強烈な印象を残しました。

マリオン・クレイン役(ジャネット・リー)

 

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カリフォルニア州出身のジャネット・リーは、モデルとして写った写真がきっかけで、スカウトされ、女優デビューを果たします。

本作では、マリオンを演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞しました。

本作の有名なシャワーシーンの演技から「絶叫クイーン」と呼ばれています。

まとめ

 

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サスペンス映画「サイコ」のあらすじについて紹介しました。

あらすじをすべて知った上でも、十分楽しめる作品になっています。

興味のある方はぜひ一度ご覧になってみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。