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映画「ある天文学者の恋文」のあらすじネタバレとラスト結末|考察感想やキャスト情報も紹介

この記事では「ある天文学者の恋文」のあらすじやネタバレ、キャストなどを紹介します。

恋人がある日突然亡くなりました。しかし、彼からたくさん手紙やメール、ビデオメッセージが届きます。主人公のエイミーがその謎と彼のメッセージを通して愛を感じるラブストーリーです。

舞台のイタリアそして絵の色合いなど、物語だけではなく静かに流れていく美しい音楽とともにつくられている景観も魅力の作品です。

作品詳細情報

公開日:2016年1月14日、2016年9月22日(日本)

原題:Correspondence

上映時間:122分

監督:ジュゼッぺ・トルナトーレ

製作:Paco Cinematografia, Rai Cinema, Warner Bros.

出演:オルガ・キュリレンコ、ジェイミー=アイアンズ/ショーナ・マクドナルド、

パオロ・カラブレージ 他

監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト」など繊細で美しい作風の作品で有名なトルナトーレ。そしてその映画作品たちをさらに彩るのはイタリアの作曲家であるモリコーネの音楽です。

二人は様々な作品でタッグを組んでおり、20年以上にも続く盟友です。彼らの美しい世界観は物語をより引き立てています。

ある天文学者の恋文のあらすじ

天文学者であるエドワード・フィーラムとエイミー・ライアンはとても愛し合っていました。

夜明けの薄暗い朝、エイミーは窓からエドを見送ります。しかし、このときは後で起こる悲劇など考えてもいませんでした。

エイミーはスタントマンの仕事をしながら大学で天文学を専攻しています。激しいアクションや危険なシーンをこなす反面、天文学について深く研究する日々。

彼女の唯一の楽しみはエドとの愛を込めたメッセージのやり取りです。しばらくの間あまり連絡が取れず、やっと届いた花束と一緒にビデオレターがありました。エドはエイミーと出会った日を懐かしく楽しそうに話していました。

次の日、エドの講義を受けようと教室に入るとエドの死の知らせを聞きます。

エイミーは無我夢中に大学の前まで歩き、気を失ったように倒れ込んでしまいます。家で必死に何度も何度も確認しますが事実だったのです。

彼女はどうしても信じられずエディンバラに向かいます。大学にもお墓にも、様々なところを歩き回って確かめるけれども彼はやはり死んでいました。

この世にはいない彼から愛がたっぷりこもったメッセージが届く現実を受け入れられないエイミーは、彼の指示通り弁護士の事務所へ向かいます。

そこで受け取った封筒を開けてみると、指輪が入っていました。「エイミーはきっと試験に合格する」とエドが用意してくれた贈り物でした。

この指輪を付けて自分の家へ帰ります。ビデオメッセージにはエドがエイミーに会えない悲しみや後悔を語っていました。しかし「老いた魔法使いは君を見捨てない」とチャーミングにほほ笑む姿が。

スタントマンの仕事も上手くいかずエドのことを考え想い続け、そして試験を迎えます。朝メッセージで受け取ったエドのアドバイスで試験は上手くいきます。

すこし喜んでいるエイミーに「頑張ったきみにプレゼント」とエドからメッセージとボルゴヴェントーソの別荘の鍵が一緒に添えられていました。

エイミーはエドと過ごした思い出の詰まった別荘へ、薄暗い空の下に浮かぶ島をじっと見つめながら向かいます。

別荘には暖炉がついていて青いベットに座り彼との思い出を懐かしみました。ふと見つけた地図柄の封筒にはまたビデオメッセージがありました。

そのビデオの中ではエド自身が誕生日を祝う姿、そしてエイミーと会えない辛さを感じます。

行きつけのレストランの店主からはエドは星状細胞腫でそう長くはなく、エイミーのことばかり考えていた、また親しい住民からはエドのぼうっと景色を眺める姿を見たと。

聞くがままに静かな海を岩の上で眺めるエイミーは美しい山の反射に感動します。

翌朝またビデオレターを受け取った彼女は愛おしく彼の姿を見つめます。しかし、エドは彼女の母について話始めます。思い出したくない記憶が蘇るエイミーは嫌気が差して怒ってしまいます。

「自分自身の名前を11回送るとメッセージは止まる」。

そう伝えられていた彼女はエドとの思い出の地を去るとともにそのメッセージを送りました。

その通りにパタリとエドから何も来なくなってしまいます。

以降は結末に向けてネタバレを含みますので、結末を知りたくない場合は飛ばしてください。

そして家に戻った彼女はエドにメッセージを送るかのように一人暗い部屋の中で語り始めます。

運転が大好きだったエイミーは自分の運転で父を亡くしてしまったこと、その苦い記憶で母とは疎遠になってしまっていること、そして生きることの意味が分からなくなり危険なスタントマンの仕事に手を出してしまったこと。

泣きながら必死に打ち明けていきます。

思わず壊してしまったディスクはもとに戻りません。なぜ日々メッセージが届くのか、またどうしたらまた届き出すのか配達員にも弁護士にもエドがメッセージを託した人に聞きまわります。

エドはエイミーのために残り少ない命で懸命にメッセージを書き続けていました。そしてすべて日付指定をし、メールも巧みなシステムを使って送れるようにしていたことがわかりました。

ずっと気になっていたエドの家族にも会います。家族を持ちながらもエイミーを愛し続けたエド。当然家族は憎んでいました。しかし、エイミーへの愛が羨ましいとエドが残したビデオカメラを渡してくれます。

考えても考えても解決策が見つからないエイミーはとてもイライラしていました。スタントマンの仕事にもまた嫌気が差していました。

島の船乗り・オッタヴィオからもらったSDカードにはエドが何度も何度もビデオを撮る姿が映されていました。死がやって来る悲しみが伝わってきます。エイミーは声をあげて泣いてしまいました。

ある日、一筋の光が見えました。

アパートの荒らしがきっかけにメッセージを復活させる方法がわかります。それは10回エドの名前を繰り返し、メールを送ることでした。

そしてエドから再びメッセージが届くようになり喜ぶエイミー。エドの応援や愛を受け取り、ついに目標だった大学卒業を果たしました。

そのお祝いでもらった華やかな花束にはメッセージが。「お祝いだ」と思い出の別荘を遺産としてもらうことになったのです。

再びボートで海を渡り、別荘を訪れるとビデオレターがありました。エイミーは海辺で見ます。しかしそのビデオに映っていたのは彼の丸くて弱々しい後ろ姿でした。

エイミーと長く居られなかったことに悔しみ、「愛してる」と言葉を残した最後のビデオにエイミーは涙をこぼします。このビデオで本当のエドとの最後の別れでした。

スタントマンの仕事を辞めたエイミーは元仕事仲間の展示会に足を運びます。そしてずっと仕事を共にしたジェイソンに食事を誘われました。

きっと連絡すると言ったエイミーの姿は夜の静かな街へと歩いていきます。エドからの予言はあたっていたのでしょうか。ジェイソンは彼女を恋しく見つめていました。

ある天文学者の恋文の感想


エドのメッセージは時には愛おしく、悲しみや後悔、いろいろな感情が詰まっていてすべてにエイミーへの愛が伝わってきます。

手紙では言葉でしか気持ち読み取られなかった分、ビデオレターではエドの死までの時の流れを感じることができ、より現実的にエドの姿が映し出されていました。

また、その一つ一つのメッセージに繊細な感情を表すエイミー。彼女を演じるオルガ・キュリレンコの演技が素晴らしかったです。

彼女の気持ちや物語の展開に沿って背景の色合いや景色の眺めが違っており、演技や物語だけではなく絵やその色合いも楽しむことができました。

ある天文学者の恋文のキャスト

オルガ・キュリレンコ(エイミー役)

 

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ウクライナ出身でフランスに渡りモデル活動を始めます。2005年に『薬指の標本』で映画初出演を果たしました。『007/慰めの報酬』『オブリビオン』など大作に次々と出演し人気女優の地位を固めます。

6ヵ国語を話せるグローバルな面もあるオルガ・キュリレンコ。世界各国の人々に美しいと思わせる妖艶な容姿をもつエキゾチックな女優です。

ジェレミー・アイアンズ(エドワード役)

 

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イギリス出身で舞台デビューから俳優人生が始まります。『ニジンスキー』で映画に初出演しました。やがてトニー賞・アカデミー賞・エミー賞の三冠を受賞します。

ハリウッドの大作や有名監督作品に出演し、個性的な役に挑戦する演技の幅広さが魅力の俳優です。

一回りも二回りも大きい優しさを感じさせ、セクシーな雰囲気が作品を通して伝わってきます。

まとめ

この記事では「ある天文学者の恋文」のあらすじやネタバレ、感想、キャストを紹介しました。

もう会えない恋人と時を超えてメッセージを交わし続ける、大切な人への愛がたくさん伝わってくるラブストーリーです。

繊細な絵も特徴のこの作品を通して監督トルナトーレの作風に惚れこんでしまう方もいるのではないでしょうか?

気になった方はぜひ一度ご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。