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映画「英国王のスピーチ」のあらすじネタバレとラスト結末|豪華キャストや時代背景も

この記事では、「英国王のスピーチ」のあらすじとネタバレ、キャストについて紹介します。

吃音に悩むイギリス国王ジョージ6世と、治療にあたった言語療法士の友情を描いた作品。

この映画をまだ観ていない方も、好きな方も、是非読んで、参考にしてみてください。

英国王のスピーチの作品詳細情報

公開:2011年02月26日(全米公開2010年11月26日)

原題:The King’s Speech

上映時間:118分

監督:トム・フーパー

製作:シー・ソウ・フィルムズ

出演:コリン・ファース、ヘレナ・ボナム=カーター、ジェフリー・ラッシュ

「英国王のスピーチ」は、吃音に悩むイギリス国王ジョージ6世が、妻エリザベス妃と言語療法士ライオネルと共に、吃音を克服した実話を映画化した作品です。

監督は、「レ・ミゼラブル」や、世界で初めて性別適合手術を受けた実在の男を描いた「リリーのすべて」などを生み出した、トム・フーパーです。

また、「英国王のスピーチ」は、第83回アカデミー賞で作品賞、主演俳優賞、監督賞、脚本賞の4部門を獲得しました。

英国王のスピーチのあらすじ

1925年、ヨーク公アルバート王子は、父王ジョージ5世の代理として大英帝国博覧会閉会式のスピーチを行います。

しかし、吃音症の悩みを抱えるアルバート王子は、大勢の国民の前で、うまく言葉を発することができず、スピーチは失敗に終わってしまいます。

アルバート王子の妻エリザベス妃は、夫の症状を心配し、言語療法士であるオーストリア出身のライオネル・ローグのオフィスにアルバート王子を連れていきます。

ローグは自身のことを「ドクター」ではなく、「ライオネル」と呼ぶように伝え、アルバート王子のことをアルバートの愛称である「バーティ」と呼び、ここでは「お互い対等な立場だ」と言います。

そしてローグはアルバート王子に、シェイクスピアの「ハムレット」を朗読できるか賭けをしようと持ちかけ、アルバート王子に音楽が流れるヘッドフォンを付けさせ、自身の声が聞こえない状態でその声をレコードに録音しました。

効果の無い治療法を繰り返すローグに、アルバートは腹を立て、オフィスを出ようとします。

すると、ローグはアルバート王子に録音したばかりのレコードを持たせます。

その後も、アルバート王子のもとに、多くの言語療法士が訪れますが、いっこうに良くはなりません。

ある日、アルバート王子はローグから受け取った、レコードを再生し、自分が一切、吃ることなく発音できていることに驚きます。

生まれつき吃音であるわけではなく、心理的な影響で声が吃っていたのです。

以降は結末に向けてネタバレを含みますので、結末が知りたくない場合は飛ばしてください。

アルバート王子は再び、ローグのオフィスを訪れます。

そしてアルバートはローグや妻とともに、口の筋肉をリラックスさせる練習や呼吸の訓練、発音の練習などを繰り返し行い、ジョージの症状は次第に良くなっていきます。

1936年1月、ジョージ5世が崩御し、アルバート王子の兄デイヴィッド王子が「エドワード王子」として国王に即位します。

父親を亡くし、落ち込むアルバート王子は、ローグのオフィスを訪れます。

そしてアルバート王子は、自身の幼い頃の話をローグにします。

それは、乳母からの虐待や吃音であることを揶揄されたこと、末弟を亡くしたことといった内容でした。

ローグはアルバート王子の吃音の原因は、「不遇の生い立ち」にあると考えます。

秘密を打ち明けたアルバート王子は、ローグに心を許し、ふたりの間に友情が芽生えます。

その頃、新王エドワード8世が結婚を望んでいた女性ウォリス・シンプソン夫人はアメリカ人であり、2番目の夫と婚姻関係にあったため、王室で大きな問題になりました。

その年のクリスマス、バルモラル城で行われたパーティーに参加したアルバート王子は、エドワード8世に「国王である以上、離婚歴がある女性とは結婚ができない」と伝えると、エドワード8世は「王位欲しさからか」と責め、吃音をからかうのでした。

エドワード8世の醜聞を聞いたローグは、アルバート王子が代わりに国王に即位するべきだと言いますが、「それは反逆罪に当たるぞ」とアルバート王子は怒り、ローグの元から去ります。

結局、エドワード8世はウォリスとの結婚を諦めきれず、退位することを決め、アルバート王子が「ジョージ6世」として即位します。

その頃、ヨーロッパ大陸では、アドルフ・ヒトラー率いるナチ党政権下のドイツが台頭し、一触即発の機運となっており、イギリスでは国民の統一を促す国王を必要としていました。

しかしジョージ6世の吃音症は、依然として深刻なままで、王位継承評議会での宣誓は散々な結果に終わってしまいます。

ジョージ6世夫妻は再びローグを訪ね、謝罪して治療を再開することになります。

1939年9月1日、ドイツのポーランド侵攻を受けて、9月3日に英国はドイツに宣戦布告、第二次世界大戦が始まります。

そしてジョージ6世は、戦争に突入する国民を鼓舞するため、緊急ラジオ放送を行うことになります。

緊張した面持ちのジョージ6世は、ローグとふたりきりの放送室で完璧な演説をこなします。

放送室から出てきた国王は、エリザベス王妃、そして子供のエリザベス王女・マーガレット王女とともに宮殿のバルコニーに出て、待ち構える大衆に手を振ります。

その姿をローグは満足げに見守るのでした。

英国王のスピーチをみての感想

 

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「英国王のスピーチ」は、様々な側面を持った作品です。

世界大戦前夜の時代の歴史ドラマであり、国王と言語療法士という身分を超えた友情物語であり、国王と妃の愛の物語でもあります。

また、ジョージ6世というひとりの人間の成長の物語でもあります。

「英国王のスピーチ」に登場するジョージ6世は、身分は高いものの、私たちと変わらない人間らしい一面を持った人物として描かれています。

英国王ジョージ五世の次男として生まれたジョージ6世は、幼い頃から言葉が遅く、X脚と左利きでした。

しかし、父のジョージ五世は、王室に相応しい人間に育てようと、幼いアルバートに厳しい躾をし、矯正します。

そのストレスで、かえって重度の吃音障害に悩みます。

「プリンス・チャーミング」と国民から呼ばれ、人気者だった兄の影で、ジョージ6世はコンプレックスを抱えながら、永遠の二番手として、ひっそり隠れていました。

しかし兄エドワード8世が、既婚女性との結婚を望み、国王を退位することになりました。

急遽王位を継ぐこととなったジョージ6世は、必死で自身のコンプレックスを克服し、国民の良き王であろうと努力します。

そんなジョージ6世を見ていると、思わず「頑張れ!」と応援したくなります。

現イギリス女王であるエリザベス2世の父が、これほどまでに魅力的な人物であるとは知りませんでした。

また「英国王のスピーチ」と同時代のイギリスを知るには、ジョー・ライト監督の「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」やクリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」がオススメです。

他にも、エドワード8世と人妻だったシンプソン夫人の恋模様を描いたマドンナ監督の「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」も「英国王のスピーチ」の世界観をより楽しむためには必見です。

ぜひ、観てみてくださいね。

英国王のスピーチのキャスト情報

ジョージ6世役(コリン・ファース)

 

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幼い頃から吃音に悩むジョージ6世。

妻や言語療法士のライオネルとともに、吃音を克服しようと励みます。

ジョージ6世を演じるのは、コリン・ファースです。

代表作には、「ブリジット・ジョーンズの日記」や「ラブ・アクチュアリー」、「マンマ・ミーア」、「キングスマン」などがあります。

また本作で吃音障害に悩む国王を見事に演じ、アカデミー賞主演男優賞に選ばれました。

エリザベス妃役(ヘレナ・ボナム=カーター)

 

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ジョージ6世の妻で、吃音障害に悩む夫をサポートするため奔走します。

エリザベス妃を演じるのは、ヘレナ・ボナム=カーターです。

イギリス出身の女優で、代表作には「ファイト・クラブ」や「チャーリーとチョコレート工場」、「アリス・イン・ワンダーランド」、「レ・ミゼラブル」などがあります。

ライオネル・ローグ役(ジェフリー・ラッシュ)

 

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シェイクスピアをこよなく愛する言語療法士。

吃音は、過去に精神的に傷ついたことが原因だと考え、心のケアに励みます。

ライオネルを演じるのは、ジェフリー・ラッシュです。

「シャイン」や「エリザベス」、「レ・ミゼラブル(1997)」など、伝記映画や文芸作品に出演することが多い一方、大作映画にも脇役で出演しています。

近年では、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのヘクター・バルボッサ役で知られています。

まとめ

「英国王のスピーチ」のあらすじについて、紹介しました。

コンプレックスを克服しようと努力する国王の姿には、思わず感動してしまいます。

興味のある方は是非、一度ご覧になってください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。