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映画ピーターラビット2バーナバスの誘惑は延期でいつ公開?あらすじや感想など紹介

20世紀初頭に書かれたビアトリクス・ポターの絵本「ピーターラビットのおはなし」を原作とする映画「ピーターラビット」は2018年に公開されました。原作の大胆なアレンジがなされ、ウサギたちが繰り広げるアクションシーン満載のその映画は、異色のファミリー向け映画として大ヒットしました。

前作の好評を受けて製作されたのが、続編「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」です。アメリカでの公開は当初2020年の2月が決定していましたが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で大幅に延期され、それに伴い日本での公開も延期が決定しています。

現在わかっているこの作品の、あらすじや見どころ、キャスト情報などを紹介します。

アニー
アニー
ピーターの日本語の吹き替えは千葉雄大さんが続投ですって。ワルのバーナバスの声は哀川翔さんだそうよ!
クリス
クリス
動物もののハリウッド映画なのに、一気にVシネの香りがするよね。キャスティングした人のセンス、僕は嫌いじゃない。
アニー
アニー
前作もトーマスが爆弾使ってウサギを駆除しようとしたり、ファミリー向けとしては際どいラインだったけど、今回もギリギリの線を攻めていくのかしら。楽しみね。
クリス
クリス
ちなみにウサギはネズミと違ってげっ歯類じゃないんだよ!間違えないようにしようね!

「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」の公開日は?

この作品はアメリカでは当初、2020年2月7日が公開予定日でした。しかし新型コロナウイルスの影響により、繰り返し延期が発表され、現在予定されているのは2021年1月15日です。

日本での公開予定日もアメリカでの公開に合わせて延期が決定し、現在のところはまだ配給元のソニー・ピクチャーズからは詳しい日程の告知は出されていません。しかしアメリカでの公開日程を考慮するなら、来年1月以降になることは間違いないでしょう。

「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」のあらすじと見どころ

イギリスの湖水地方で、最初は反目し合っていたトーマスとピーターラビットたちでしたが、前作では最終的に和解し、共存への道を歩むことになりました。

恋人同士になったトーマスとビアは晴れて結婚することとなり、新婚旅行へと出かけていきます。トーマスから、いたずらを怒られてばかりいたピーターは、二人がいない間に故郷を離れてロンドンへ向かいます。

ロンドンで、亡き父の友人だったという地下組織のボス、バーナバスと出会うピーター。彼はピーターにワルとしての生き方を教え、ピーターは自分のいたずら好きの性格が生かされる世界を知って嬉しくなります。

しかし、ピーターの家族は彼を心配し、ロンドンまで迎えに来るのでした。都会で生きるか、故郷に戻るか。ピーターは難しい決断を強いられることに。

前作ではトーマスとピーターたちとの死闘の果てに、物語はハッピーエンドを迎えました。前作には賛否両論が巻き起こり、批評家の間では好き嫌いが分かれたようです。しかし、興行収入は世界で約3億5千万ドルを上げ、イギリスでは2018年のファミリー映画部門で一位を獲得したヒット作となりました。

そのヒットを受けて製作された第二弾の今作は、新キャラクターのバーナバスが登場します。ピーターをダークサイドへと導くバーナバスのもと、果たしてピーターがどんなワルっぷりを見せてくれるのか注目です。

なお、バーナバスの日本語吹き替えを担当するのは、今作が声優初挑戦となる俳優の哀川翔。ダークなドラマや映画で活躍してきた個性派俳優が、ウサギになってもそのキャラクターを発揮してくれるのか、期待が高まります。ぜひ、字幕版と吹き替え版、両方観てみたいところですね!

「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」のキャスト

ピーター・ラビット役(ジェームズ・コーデン)

 

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イングランド、ヒリンドン出身。俳優、コメディアン、歌手、作家、プロデューサー、テレビ番組司会者と、多くの肩書を持つマルチタレントとして知られる、アメリカで最も有名な芸能人の一人です。

2015年からMCを務める番組「The Late Late Show with James Corden」や、有名芸能人を助手席に乗せて行うトークショー「Carpool Karaoke」が人気で、司会者としての評価も高くトニー賞やグラミー賞の司会を務めたこともあります。

俳優としての映画デビューは「Twenty Four Seven」(1997)で、以降、多くのテレビや映画に声優としても出演しています。2012年には「One Man, Two Guvnors」でトニー賞演劇主演男優賞を受賞。

前作でピーターの声優として抜擢されたことについてコーデンは、Back Stage OLでのインタビューで、「多くの人に愛されているピーター役を与えられたことは、正直不安だったけれども大変光栄だ」と語り、また以下のように話しています。

「僕もピーターの話を親に読んでもらって育ったから、原作についてはよく知っているよ。イギリスの子ならみんなこの物語に触れて育ってる。

監督のウィルとも話していたんだけれど、もしこの映画を観た子供たちが、ピーターラビットの原作に興味を持って実際に読んでみたり、あるいは親に読んでもらったりして、更にその子供が、またその子供に読んであげることがあれば嬉しいと思う。

子供の発達にとって、本を読むこと、読み聞かせてもらうことは本当に大切なことで、それは社会から失われてはいけないことだと思うから。」

引用:Back Stage OL

いつものひょうきんな顔とは、また違う表情を見せるコーデン。今作でも滑舌の良い、軽快なせりふ回しで観客を惹きつけ、子供たちが原作に興味を持つ機会を与えててくれそうですね。

バーナバス役(レニー・ジェームズ)

 

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イングランド、ノッティンガム出身。兄と共に母子家庭で育ちましたが、彼が10歳の時に母親が他界し、18歳まで児童養護施設で育ちました。

ロンドンの演劇学校で演技を学んだジェームズは、1995年にショートフィルムの「Fathers, Sons and Unholy Ghosts」で映画デビューを果たしました。

以降、「レミゼラブル」(1998)や「24アワー・パーティー・ピープル」(2002)など数々の映画やテレビ番組に出演。最近では人気テレビシリーズ「Walking Dead」のモーガン・ジョーンズ役で人気を博しています。

私生活では貧困地区の黒人の子供たちの指導者も務めているというジェームズですが、今作での役どころは、それとはまるで真逆の生き方をしている地下の帝王、バーナバスです。予告編では渋く低い声で、ウサギとは思えない迫力を醸し出しています。

トーマス・マクレガー役(ドーナル・グリーソン)

 

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アイルランド、ダブリン出身。父は同じくアイルランドの俳優、ブレンダン・グリーソンで、兄のブライアン・グリーソンも俳優です。

2004年、父のブレンダンも出演した「Six Shooter」で映画デビューを果たし、23歳の時にブロードウェイでの舞台「ウィー・トーマス」でトニー賞にノミネートされました。以降、多くのテレビドラマや映画で活躍し、主にアイルランドの映画界で数々の賞を受賞しています。

近年ではハリー・ポッターシリーズや、スターウォーズシリーズにも出演し、ハリウッドでの存在感を高めています。

前作に引き続き、今作でも真面目で神経質な青年、トーマスを演じているグリーソン。前作では、実際には何もいない状況で、あたかもピーターがそこにいるかのような動きと表情で畑の格闘シーンを熱演し、ウィル・グラック監督から高い評価を受けました。

数々の激しいアクションが要求された前作について、グリーソンはCinema Blend のインタビューで次のように語っています。

「ほんとに大変でしたよね、映画では結構痛い目に遭いましたよ。身体を張りました。でも、面白く見せるためには、リアルさが必要だと僕は思います。ウケるためにはちょっと痛い目に遭わないといけないことって、あるじゃないですか。」

引用:Cinema Blend

リアルに見せ、観客にウケるためなら痛みにも耐えようという、さすがのプロ意識。足首の捻挫、腰の打撲など怪我が絶えなかったという前作での撮影でしたが、今作ではもう少し、身体を労わったシーンが多いといいですね。

ビア役(ローズ・バーン)

 

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オーストラリア、シドニー出身。8歳の頃から演劇を学び、15歳の時にオーストラリアの映画「Dallas Doll」(1994)で女優としてデビュー。その後、数々のオーストラリアのテレビドラマに出演するようになりました。2000年の「The Goddess of 1967」ではヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞しています。

容姿にも恵まれたバーンは、毎年選ばれる「最も美しい顔トップ100」の常連で、2009年には1位に選ばれています。

前作に引き続き、ピーター一家を大切に見守る、画家のビアを演じているバーン。それは原作者のビアトリクス・ポターをモデルにしたキャラクターでもあるようです。そんなビアを演じることについて、彼女はIndependentのインタビューで次のように語っています。

「彼女(ビアトリクス・ポター)についてはしっかりとリサーチを行いました。彼女は本当に特別な方です。児童作家としてだけでなく、当時の女性としても、彼女は革新的な人物だったと思います。そうした彼女の精神、自己主張などを役に投影していきたいと思いました。」

引用:Independent

前作で度々登場した、ビアの描く人物画は今一つわかりにくいですが、ウサギなど動物のイラストは上手でした。これは実際、ビアトリクス・ポターも動物の絵は得意なのに、人間はあまり描けなかったという背景に基づいた設定だったのかも知れません。

「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」の監督は?


前作に引き続き、続編の監督と脚本を手掛けたのはウィル・グラック監督。ニューヨーク出身の彼は、日本近代史の研究者である母と、建築家の父のもとに生まれています。

子供の頃に日本にしばらく住んでいたこともあるグラック監督は、
「笑っていいとも!とか、なるほどザ・ワールドとか、日本のバラエティー番組をよく観ていたよ」
と映画情報サイトMovie Collectionのインタビューで話しています。

グラック監督は脚本家として、アメリカのテレビドラマシリーズ「The John Larroquette Show」(1993)でキャリアをスタートさせました。映画監督としてのデビュー作は、日本では劇場未公開のコメディ映画「俺たちチアリーダー!(Fired Up!)」(2009)。

デビュー作ではあまり良い評価を得られなかったグラック監督ですが、その翌年にリリースした「小悪魔はなぜモテる?!(原題:Easy A)」でヒットを飛ばし、複数の映画賞を受賞しました。

その後、「ステイ・フレンズ」(2011)や「ANNIE/アニー」(2014)をリリースしたのち、2018年に前作の「ピーターラビット」を手掛けています。

「ピーターラビット」について、監督は前出のインタビューで次のように語っています。

「この映画では、原作の続きのストーリーを書いたんだ。映画ではピーターのお母さんも既に亡くなっていて、その後、大人へ成長する途中のピーターをこの映画では描いたんだよ。」

引用:Movie Collection

確かに、前作では両親を既に亡くした設定となっていて、それでも逞しく生きているピーターと兄弟たちの姿が描かれていました。今作では、故郷を離れて新しい世界を知るピーターが、更に精神的な成長も遂げるのでしょうか。グラック監督の筋書きにも注目です。

「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」の原作は?

 

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この映画の原作、「ピーターラビットのおはなし」を書いたのは、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで絵本作家として活動した、ビアトリクス・ポターという女性です。

イギリスの裕福な家庭に生まれたポターは、幼少時からペットを飼ってはそのスケッチを行うなど、生き物の観察を趣味としていました。

幼少期、学校に通わず自宅で家庭教師から教育を受けていたポターは、成長してからも元家庭教師のアニー・ムーアと家族ぐるみで交流を続けていました。そして、ムーアの子供たちにある時、ウサギを主人公にした物語をイラストつきで書いて送ったのです。

ムーアのすすめにより、その物語を出版社に持ち込んだポターでしたが採用されず、彼女は自費出版を行いました。そうして完成したのが、初版250部の「ピーターラビットのおはなし (The Tale of Peter Rabbit) 」でした。

ポターが親戚などにプレゼントとして配っていたその本はやがて、徐々に有名となって増刷が決まり、商業的に販売されることとなりました。そして最終的には36もの言語に翻訳され、世界中で愛される物語へとなっていったのです。

「ピーターラビットのおはなし」では、マクレガーさんの畑に入り込んで捕まり、パイにされてしまったピーターの父親や、母の言いつけを守らずマクレガーさんの畑に入り込んで追われ、命からがら逃げるピーターの姿などが描かれています。

初めて実写化された映画「ピーターラビット」は、その大胆なアレンジから
「原作者のビアトリクス・ポターは墓の下で憤慨している」
「原作を愛する者には受け入れ難い」
といった、批評家の厳しい意見が聞かれました。

しかし一方でポターの作品を研究する人々の間では、ポターの作品の背景には「ポターの抑圧された少女時代と、そこからの解放を願う思いが存在する」という解釈もなされています。

ポターの両親、特に母親は娘への束縛が顕著な人だったと言われています。そんな彼女の作品では、親の言いつけに反して奔放に行動した結果、危険な目に遭うキャラクターがよく描かれます。ポターは実は、自分にはできなかった反抗、冒険を賛美したかったのではないか。そんな解釈もまた存在します。

もしそうであるなら、人間相手にひるむことなく戦いを挑み、好き放題に野菜を食い散らかし、困難な状況に簡単に屈しない、映画の中のピーターとその家族たちの姿は、ポターが見たなら憤慨するというよりもむしろ、痛快に感じてくれたかも知れません。

「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」の前評判は?

この映画を楽しみにし、延期を残念がる海外と日本のファンたちが、その思いをツイッターで呟いています。


(訳:ソニーピクチャーズはピーターラビット2の公開を延期し続け、俺の人生を台無しにしている。あんたがたはストリーミングというオプションをつけることによって、隔離生活を楽しませるというチャンスもあったのに見事に失敗した。あーあ言っちゃった。)


(訳:ピーターラビット2は今日封切られるはずだったのに、まず2020年の8月へと押しやられ、そして今また2021年の1月へと延期されてしまった。何故なら…わかるだろ)

まとめ

  • 「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」の日本公開は2021年1月以降になる可能性が高い
  • 新キャラ「バーナバス」とピーターの関わりに注目
  • ピーターの精神的な成長や、家族との絆が物語の軸に

大幅な公開延期が発表され、世界中のファンが待ち遠しく感じている「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」。公開される頃には世界も平和になり、大人も子供も劇場でピーターたちの冒険を大笑いしながら見守る、そんな光景が広がっていることが願われます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。