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映画|透明人間(2020)の日本公開はいつ?あらすじと感想も紹介|エリザベスモスが凄い

1897年に発表された小説を原作とし、1933年公開の映画「透明人間」を現代風にリブートしたホラーサスペンス、「透明人間」。全米での公開初週末には週末興行収入ランキング初登場1位となった話題作ですが、残念ながら新型コロナウイルスの影響により、日本での公開延期が決定しています。

アニー
アニー
撮影場所はオーストラリアなんですって。かなりのヒット作だけど、わりと低予算で作られているそうよ。
クリス
クリス
アメリカとカナダでは今年の3月から既に、デジタル配信も始まっているみたいだね。

「透明人間」の公開日(延期後の公開予定)

「透明人間」は、全米での公開は2020年2月28日でした。しかし新型コロナウイルスの影響により映画館が閉鎖され始めたため、アメリカとカナダでは3月20日よりデジタル配信が開始されています。

日本での公開予定は5月1日でしたが、延期が決定されており、はっきりとした日程は現在のところ発表されていません。

「透明人間」のあらすじと見どころ

セシリアの恋人は、天才科学者で富豪のエイドリアン。しかし彼は病的な支配欲を持つ男でした。

エイドリアンからの束縛に耐えられなくなったセシリアは、ある夜妹エミリーの協力を得て、彼の豪邸から脱出します。

しかし後日、彼女のもとにエイドリアンが自殺したという知らせが入ります。また彼は、セシリアに500万ドルの遺産を残していました。

やがて、エイドリアンの死を疑うセシリアの周囲で怪奇現象が起こるようになり、彼女は次第に命の危険を感じ始めます。セシリアは、エイドリアンが彼の科学技術を使って透明人間となり、彼女を監視していると確信しますが、周囲の理解を得られずに徐々に正気を失っていくのでした。

予告編だけで既に十分怖いこの映画ですが、注目すべきは主演のエリザベス・モスの体当りの演技。ゴールデン・グローブ賞女優の「目の動きだけで恐怖を表現する」迫真の演技が、アメリカの批評家の間で絶賛されています。

女性の人格を無視する、支配的な男性からの攻撃に果敢に反撃するセシリアの姿は、近年、#Me Too 運動などで虐待や性的ハラスメントに声を上げるようになった女性たちの姿を彷彿とさせます。

実際、主演のエリザベス・モスはニューヨークタイムズのインタビューに、
「自分の身に何かが起きていると周囲に伝えても、頭がおかしいとか、感情的過ぎると思われ、信じてもらえない被害者の視点からのアプローチというのは、監督のアイデアでした。それは実際に、現実の世界にも見られることですね」
と語っています。

この映画は、700万ドル(約7憶5200万円)という、ハリウッド映画としては比較的低予算で製作されていますが、アメリカとカナダで封切られてすぐに1億2200万ドル(約131億2000万円)の売り上げを記録しています。

多額の予算を使ってもヒットしない映画が多い中、映画の質は予算によって決まるものではないという事実を見せつけ、話題をさらいました。

「透明人間」のキャスト

セシリア・カス役 (エリザベス・モス)

 

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ロサンゼルス出身。6歳から子役としてテレビドラマに出演し、2007年には人気テレビドラマの「マッドメン」のペギー・オルセン役でブレイク。BBCのTVシリーズ「トップ・オブ・ザ・レイク」(13〜17)とHulu製ドラマ「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」(17〜19)で、2度のゴールデングローブ賞最優秀女優賞(TV部門)を受賞しています。

エイドリアン・グリフィン役(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)

 

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イギリス、ロンドン出身。15歳の時にテレビドラマで俳優デビューし、以降、主にアメリカとイギリスのテレビドラマシリーズで活躍。アメリカで人気のホラーシリーズ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」に出演中。

エミリー・カス役 (ハリエット・ダイアー)

 

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オーストラリア・クイーンズランド出身。2012年にオーストラリアのテレビドラマで女優デビューし、以降オーストラリアのテレビや映画に出演。「透明人間」では、姉セシリアのエイドリアン宅からの脱出を手助けする、献身的な妹を演じています。

ジェームズ・レイニア役(オルディス・ホッジ)

 

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ノースカロライナ州出身。映画デビューは1995年の「ダイ・ハード3」。テレビシリーズではERやCSI、ウォーキングデッドなどの人気ドラマにゲスト出演。

「ブライアン・バンクス」(2018)で主演を務め「クレメンシー」(2019)ではシアトル国際映画祭主演男優賞を受賞しています。「透明人間」では、エミリーの恋人で刑事の役を演じています。

「透明人間」の監督は?

この映画の監督は、オーストラリア出身の脚本家で俳優のリー・ワネル。2004年公開のサイコホラー映画「ソウ(SAW)」の脚本と主演を務めて脚本家デビューし、以降、ソウ・シリーズの他に「インシディアス(Insidious)」シリーズの脚本などを手掛けています。

2018年にはバイオレンス・アクションホラー映画の「アップグレード」で監督として高い評価を受けました。これまでのキャリアの殆どをホラー映画と共に築いたワネル監督は、アメリカのエンタメ系サイトVulture.comのインタビューで

「最近のホラー映画ファンは、ホラーにありがちな演出をよくわかってるからね、彼らの知識を逆手に取ることにしたんだよ」

と語り、ホラー演出によくある暗闇や影を使わず、あえて観客に明るい空間を見せることで、見えない相手がそこにいるという恐怖感を駆り立てることにしたのだと説明しています。

ホラー映画を知り尽くした監督ならではの、斬新な演出にも注目ですね!

「透明人間」の原作と1933年公開の映画は?

 

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「透明人間」(The Invisible Man)は、1897年に発表された、H・G・ウェルズのSF小説です。

ある吹雪の日、ロンドン郊外の宿屋に、顔中に包帯を巻いた謎の男が現れます。男は、自ら開発した薬品によって透明人間となった科学者で、様々な事件を起こして人々をパニックに陥れていきます。

この小説をもとにして作られた映画が、1933年公開の「透明人間」です。主演を務めたのは、1930年代から60年代にかけて活躍したイギリス人俳優、クロード・レインズ。

まだCGなどの映像技術もなかった当時、服を着ている透明人間を表現するためには、黒い背景の前に黒い全身タイツを着た俳優が立って演技し、その映像を更に、別に撮影した背景と合成するといった工夫がなされていたようです。

1933年当時もSF映画として高い評価を受けたこの作品は、2008年にアメリカ国立図書館より「半永久的な保存を推奨する映画・動画」のリストに載せる作品として選出されています。それだけ、文化的かつ歴史的に価値のある映画だと認められたということですね。

「透明人間」の評判は?

デジタル配信などで、既にこの映画を見た海外の人々が、ツイッターにその感想を載せています。

訳:「透明人間」すっごく良かった!もう一度見る)

訳:素晴らしかった。最初から最後まで釘づけにされたし、時々テレビに向かって叫んだり飛び上がったりしたよ。超おすすめ!)

訳:最初の方はどうかなと思っていたけど、全てを急いで明らかにし過ぎないというのは良かったと思うな。ヤバいくらいドキドキするし、物語のテーマも濃い。間違いなくおすすめできるよ)

まとめ

  • 「透明人間」の日本での公開予定日は現在のところ未定
  • これまでのホラー映画の手法に拠らない、斬新な方法で恐怖を演出
  • 主演のエリザベス・モスの熱演に注目

公開された国では既に大ヒットしている話題のホラー映画「透明人間」。ホラー映画の第一人者であるワネル監督が、低予算で作り上げた質の高い作品です。

日本でもいずれ見られる時が来れば、ホラー映画ファンの心をわし掴みにしてくれそうですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。